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強磁場センターとは
2017/02/28(Tue) 10:35
金研強磁場センターは、世界で6本の指に入る定常強磁場施設の一つです。
20MWを超える大電力を用いた水冷マグネットが中心となっているほとんどの強磁場施設の中で、唯一超伝導技術に着目した強磁場マグネットを開発しています。
特に、液体寒剤を用いない無冷媒超伝導マグネット技術は世界的に独創的な技術で、最近では世界唯一の28T省エネ型無冷媒ハイブリットマグネットや、高温超伝導マグネットを内包した25T無冷媒超伝導マグネットの開発に成功しました。
また、これらの強磁場環境を用いて、次世代超伝導材料の研究開発、強磁場発生技術開発、 強磁場物性実験、強磁場中での材料開発研究 を推進しています。
図1 世界唯一の28T無冷媒ハイブリッドマグネット。
写真では20mK以下の低温環境を強磁場中で実現する希釈冷凍機を設置しています。
図2 無冷媒では世界最高の25T無冷媒超伝導マグネット。