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担当教員からのメッセージ

2025/09/08(Mon) 11:15

集合写真 (2025/08/26、建設中の33T-CSMの前にて)

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写真左から坂上助教、羅助教、高橋助教、木村准教授、土屋准教授、淡路教授

淡路 智 教授

研究には個性が出ます。 同じ実験結果を出したとしても、それをどう解釈し、どうポジティブに受け取り、どう次に生かすかは人によってみんな異なっているからです。 年をとって知識が増えると、知識に基づいた判断ができるようになります。 でも、ときにはその知識が邪魔をして本質が見えなくなることが多々あります。 その分、柔軟な発想ができて、知識に邪魔されない学生のうちは、新発見や新材料開発のチャンスです。
強磁場センターでは、非常に強い磁場を発生する磁石の開発から、強磁場を用いた様々な研究を行っています。 共同利用施設でもあるので、様々な最先端装置を使って、いろいろな研究ができます。「楽しい」先端研究をしましょう!

木村 尚次郎 准教授

私たちのまわりにある物質は皆、原子核とその周りをめぐる電子からなっていますが磁場はその電子の小さな磁石としての性質 – 磁性 – に働きかけて極めて多彩な現象の発生を促します。 磁場によって磁気モーメントが整列するだけでなく、ときには電子状態そのものが改変されて結晶構造や電気的、光学的性質の劇的な変化が生じるのです。強磁場センターで開発された強力なマグネットを用いて、磁場が引き起こす新しく興味深い現象を見つけだし物質科学の面白さ奥深さを学んでいきましょう。

土屋 雄司 准教授

大学生の時に将来のエネルギーとして核融合炉の説明を受け、その周辺技術として、とても不思議な現象を示す超伝導に惹かれました。約100年前に発見された超伝導は、非常に小さい病巣を発見できる医療用MRIやヒッグス粒子を見つけたCERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)など様々な分野で活躍しています。日本では世界初の超電導リニアが開発されており、だんだん超伝導が身近な技術になりつつあります。私の生まれた年と同じくらいに発見された高温超伝導体は、さらに強い磁場を発生させて極限状態を作ったり、省エネルギーかつ高機能の機器開発ができます。世界中の大学・企業で研究されており、実用の目が出始めている所です。強磁場センターで超伝導をもっと身近な技術にしていきましょう。

高橋 弘紀 助教

執筆中

羅 珺怡 助教

超伝導の原理は、いまだに完全に解き明かされたわけではありません。そのため、超伝導材料の可能性は限りなく広がっており、未知の新しい材料が発見されるのを待っています。強磁場センターは、そうした未知の可能性を探るための絶好の場です。
ここで一緒に、強磁場という特別な環境を舞台に、超伝導の秘密を探しに行きましょう。

坂上 良介 助教

執筆中 (2025/9/11までに更新予定)