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渡辺和雄教授 最終講義
2016/08/24(Wed) 10:05
平成28年3月31日で渡辺和雄教授が東北大学金属材料研究所教授を定年退職されました。
それにともない、3月4日には「強磁場センターを見つめて」と題した最終講義が行われました。
最終講義を終えた渡辺和雄教授
渡辺教授は、1981年強磁場センターの前身となる超電導材料開発施設の発足と同時に金研の助手となられ、
定年まで強磁場一筋で研究に携わってこられました。2001年に教授になられた後、2008年から2014年度まで
センター長を務められ、学生の教育と施設の運営にご尽力されました。
渡辺教授の研究成果として真っ先に思い浮かぶのは無冷媒超伝導マグネットの実用化ではないでしょうか。
無冷媒超伝導マグネットの登場によって強磁場が研究室レベルで手軽に利用できるようになり、それまでは
磁場とあまり馴染みのない分野でも強磁場が積極的に活用され、磁気科学という新しい研究分野の誕生に
繋がりました。
無冷媒超伝導マグネットは開発当初の1992年には4Tの発生に留まっていたものが、25T-CSMの開発によって
2015年11月には24.6Tの発生に成功しました。 また渡辺教授は、大口径化した無冷媒超伝導マグネットと
水冷マグネットを組み合わせた無冷媒ハイブリッドマグネットも開発されました。
これら独創的なマグネットは強磁場センターの象徴的なマグネットとなっており、今後も共同利用を通して
多くの研究成果を生み出していくものと期待されます。
それにともない、3月4日には「強磁場センターを見つめて」と題した最終講義が行われました。
最終講義を終えた渡辺和雄教授
渡辺教授は、1981年強磁場センターの前身となる超電導材料開発施設の発足と同時に金研の助手となられ、
定年まで強磁場一筋で研究に携わってこられました。2001年に教授になられた後、2008年から2014年度まで
センター長を務められ、学生の教育と施設の運営にご尽力されました。
渡辺教授の研究成果として真っ先に思い浮かぶのは無冷媒超伝導マグネットの実用化ではないでしょうか。
無冷媒超伝導マグネットの登場によって強磁場が研究室レベルで手軽に利用できるようになり、それまでは
磁場とあまり馴染みのない分野でも強磁場が積極的に活用され、磁気科学という新しい研究分野の誕生に
繋がりました。
無冷媒超伝導マグネットは開発当初の1992年には4Tの発生に留まっていたものが、25T-CSMの開発によって
2015年11月には24.6Tの発生に成功しました。 また渡辺教授は、大口径化した無冷媒超伝導マグネットと
水冷マグネットを組み合わせた無冷媒ハイブリッドマグネットも開発されました。
これら独創的なマグネットは強磁場センターの象徴的なマグネットとなっており、今後も共同利用を通して
多くの研究成果を生み出していくものと期待されます。